Precious moments

人生にやってくる予想外の出会いや出来事。婚外恋愛の軌跡。

追憶②

初めて会ったのは東京駅だった。

抜けるような青い空で、東京駅の駅舎が美しく、それだけで清々しい気持ちになっていた。


わたしの前に現れたくまさんは…

ちょっと想像とは違ってた 笑笑

でも、隣をしばらく歩いていると、

いつものおしゃべりに戻って少し心地よかったのを覚えてる。


皇居ランナーだった頃の話、お堀の白鳥の話とかしてくれてたっけな。


しばらくお散歩してから、ロブションのカフェを見つけて入った。そこで大のパン好きなわたしのテンションがだだ上がり 笑。

髪をまとめて「ちょっとわたし本気出します」って言ってパンを選んだときに、彼のスイッチが入ったんだって、後から聞いた。

わたしはただ美味しいパンとコーヒーが大好きで嬉しくなってただけなんだけど、いろんな偶然が重なって今がある。


それから、その日わたしが行く予定だった職場の食事会の場所まで、納車されたばかりの車で送り届けてくれたんだったな。

「まだ誰もここに乗っていないんだよ、azuちゃんが初めてだよ」って言うから、

緊張して助手席に乗せてもらったけど、とにかく沈黙の時間なんてなくて、車好きなだけあって運転も丁寧で、あっという間に目的地に着いちゃった。


降りるときに、わたしが頭をぶつけたら、すぐに庇ってくれてびっくりした。そして、なぜか握手を求められて握手してバイバイした。


でも、まだこのときのわたしは

「お茶のみ友だちみたいになれたらとても嬉しいけど、あくまでもプラトニックで、わたしは恋人同士のようなお付き合いはできません。」とか平然と言ってたっけ 笑


今ではすっかり大好きになっちゃってるくせにね。

追憶①

セカンドパートナーという言葉を知ってから、

わたしもセカンドパートナーを探そう!

と思い立ったのが1年前くらい。


今日は寒いね、とか

葉っぱが色づいてきてきれいだったよー、とか

今日の晩ごはんが美味しくできたー、とか

お互いにそんな日々の些細なことを話せる人がいたらいいなぁと思っていた。


そこに至った理由はあまり書けないけど、

曲がりなりにも家庭を持つ身。

子どもへの責任と義務もある。

がまんはたくさんしてきたけど、

それでも子どもが育つまでは親として家庭を壊すわけにはいかないから、

プラトニックな関係を守る友達以上恋人未満なパートナーは理想に思えた。


なんでも話せるくまさんと知り合った当初、

彼はもちろんわたしのその思いを知っていたし、了解してくれていた。


プラトニックなパートナーとしての位置付けは

死守するつもりだった。婚外恋愛まで発展させるつもりは本当になかった。


でも、くまさんの声が好きで、とにかくいつまででもおしゃべりしていられた。時間が許すときは、ただたわいもない話で2、3時間はあっという間に過ぎた。

8か月経った今もそれは変わっていないけど。

毎日毎日話しても、全然話題が尽きることがないの。不思議。

くまさんという人

くまさんはどんな人かというと…


くまさんみたいな体格。

じーっとしてない。

ぼーっとしてない。

とってもアクティブ、楽しむことが大好き。

いつもクルクル頭を働かせていろんなことを考えてる。

いつも本当に細かいところまで目を配らせていて、よく気がつく。

手先の器用さったら横に出るものがいないくらい。

モーレツに素直 笑笑。

人の目はまったく気にしない自由人 汗。

失敗なんて1ミリも恐れず、超絶前向き。

落ち込むことがない。


これ、ほとんどすべてわたしと真逆。。


しっかり者に見えて、だいぶ抜けてるわたしと、一見軽く見えるのに実はすごくしっかり者のくまさん。


わたしは、今までの人生では不運なことが多かったけど、まじめにまっとうに、誠実に生きてきたつもり。それなのに、まさか婚外恋愛に足を踏み入れるなんて。


人生と子育ては思い通りにはいかないものだと痛感してます 笑笑。