Precious moments

人生にやってくる予想外の出会いや出来事。婚外恋愛の軌跡。

2度目のバースデー

くまさんとお付き合いするようになって、

2度目のお誕生日でした。

もうくまさんと出会ってから2つも歳を重ねたのか。早いなぁ。


思い返せば、

去年のお誕生日のできごとが、わたしにとってはスペシャルすぎて、

そのことを残したくてこのブログを再開したんだったな。

あれから一年かぁ。


今年のお誕生日もかなり前からあれやこれやアイデアを出してくれてたくまさん。

でもわたしは、もう去年のお誕生日みたいにお金かけなくていいからね。

でも、せっかく夜に出かけられることになったから、一緒に食事がしたいな。

プレゼントはいらないから、気持ちだけで十分だから、その代わりお誕生日に一緒にディナーがいい♪そう伝えていた。

「分かった。俺に任せておいて!」

そう言ってくれたから、任せておいた(*^^*)。


前日になって、

「明日やることはね、俺の小さい頃からの夢でもあるんだ(^^)」って言ってたくまさん。

ん?お誕生日に小さい頃からの夢?

「去年ほどドレスコードがあるところじゃないから、azuならちょっと小ぎれいにしていけば大丈夫。俺はジャケットくらいは着ていくから。」


なんだろー!?

わくわくわくわく(*^^*)

そして望んだ当日。


現れたのはいつもとちょっと違う、わたし好みな感じのくまさん♡

黒のハリのあるパンツに白シャツ、ジャケット。革のスニーカー。

去年はセットアップ着てたくまさん見て「別人!!」って叫んだっけ(^^)、なーんて思い出しながら。

その姿でサングラスをかけて隣で運転しているの、あれ?ちょっとだけかっこいいんじゃない(笑)?


『今日はわたしもヒール履いてきたから、あなたも背筋を伸ばしてー歩いてね!』


わたしは黒いお気に入りのワンピース。

お夕食の前に、プチ紅葉リベンジで、

銀杏並木に連れて行ってくれた♡

いつもよりおしゃれした二人で並木道を歩き、

ロマンチックな時間かと思いきや、

お腹ペコペコだった二人。

出店の匂いに耐えられず、五平餅に落ちました(笑)。

晩ごはんのためにおなか空かせておかないといけないからねって、一つの五平餅を二人でかわりばんこに頬張る。

んーーー♡美味しい!!


おしゃれしてるのについついいつものノリ(^^)


日も暮れてきたので、いよいよ移動。

ねぇ、どこに連れて行ってくれるの?


「あのね、俺が小学生高学年の頃かな。高層ビルの壁にくっついて上を見上げてね、すっごいなぁ!いつかこのてっぺんに上ってみたいって思ってたの。俺もazuも高いところ好きでしょう?だから今日はあの中の一番高いところで食事がしたいと思って、レストランを探したんだよ。今日予約したのは50階!」


ご、50階〜!?

目がまんまるになった。


その顔を見て

満足そうなくまさん。

「でしょー?50階ってすごいでしょう?」


どんな景色が見られるんだろう。

聞けばそこは老舗のホテルのレストランが移転したのだとかで、ワクワクしながらエレベーターに乗った。繋いでた手を引き上げてわたしの手の甲にそっとキスをしてくれた♡

「楽しみだね」


うん♡

去年ほどかしこまった感じではなくて、居心地のいいフレンチレストランだった。

お客さんもわたしたちより上の世代の方々で満席。


そして、また窓際をちゃんと予約していてくれた。そこからの夜景はやっぱりすごくて。

「azu、ほら地球が丸いのがわかるよ!」

なんていうから、

『そんなわけないでしょ?』

「いや、ホントに見てご覧よ、まあるくなってるじゃん?」

『あのね、いま見えてるところはせいぜい東京のほんの小さなエリアでしょう?そこの曲率が見えるわけないでしょう(笑)?』

「むーーー……」

なんて、くだらない話をしながらお料理を待った。


くまさん、奮発してメイン二品のコースにしてくれてて、またシャンパンをつけてくれた♡

とても和やかで楽しいテーブルで、ギャルソンさんの接客が素晴らしかった!

このお店はなんと言っても接客が本当に素敵だった。

かしこまらず、一緒に笑って楽しい会話を織り交ぜてくれて。


去年、くまさんは意外とこういうお店も大丈夫なことは確認済みだから(笑)、リラックスしてとーっても楽しいお食事の時間でした。


話の中で

「去年はさー、お誕生日のプレートも頼んであったから時間もかかったよねぇ」

なんて言ってたから、今年はさすがにないんだなって少しだけ安心したような気持ちになったりして。


そしてお肉のお皿が終わって、デザートが出てきたと思ったら………


ケーキと果物がきれいに乗った横に

"azusa、誕生日おめでとう。

素敵な一年に"

って書かれたプレート!!


わたしを呼び捨てで読んだことなんてないのに、

名前を呼び捨てで書いてあって、

なんだかそれが嬉しかった。


ちゃんとお願いしててくれたんだ…

じーーん(涙)。

すると、目の前に花束が!

「お連れ様からのご依頼で、わたくしが選ばせていただきました」

それはわたしの心を打つブーケだった。

バラとカーネーションと絶妙な色の葉っぱ。

とてもいい香り。落ち着いた色味で本当に素敵だった。

思わず泣きそうになってしまったけど、

今日はそんな雰囲気じゃないし、

お給仕してくれてる方々もとても明るくお祝いしてくれてたから、ぐっとガマンして、

笑顔で、

ありがとう!びっくりしたよぉぉぉ。

花束を用意してくれてたなんて!

とっても嬉しい♡


そう精一杯伝えた、その時。


くまさん、ポッケから小さな箱を取り出して、

サッとわたしの前に置き

「azu、誕生日、おめでとう」って。


ダメでした。

とどめだもん。こんなの。

もうやっぱりがまんできず。

ポロポロポロポロ。


でも、今日はそんな雰囲気じゃないし、だめだめ、泣いちゃだめ。


「開けてごらんよ」


そう言われても、その箱を見るだけで

涙が溢れちゃって。

そう、それは去年と同じあのわたしの好きなアクセサリーのお店の箱。


だめだよ、今は見られない。

胸がいっぱいすぎて、

またデザートの味が分からなくなっちゃうもの。


そうごまかして、気持ちを落ち着かせて、

デザートを食べた。

もう涙をこらえるのに必死でやっぱり味なんて分からず。


あぁ、この人は一体どうしてこんなに信じられないくらいな幸せをくれるのだろう…

幸せすぎて泣けるなんて、なんて幸せなんだろう。


一通り、デザートを食べおわり、コーヒーをいただきながら、

くまさんがどんなにお店で悩んでそのネックレスを選んでくれたか、とか、

お花のイメージを伝えるのが難しくて、でもあなたに似合うお花にしたくて何度か電話で相談したんだよとか。

どれだけこの食事の時間のために準備してくれたかが分かって。


やっと気持ちも落ち着いたところで、

その箱に手をかけることができた。


開けてもいい?

わたしが聞くと


ニコニコ嬉しそうなくまさん。


ゆっくりリボンをほどき、箱を開けると。

!!!

なんてかわいい………

またどうしてもこみ上げてしまうのをがまんして。


繊細な、本当に繊細な金のチェーンに、

華奢なペンダント、真ん中に小さなダイヤモンド。


去年もらったブレスレットととてもよく合う。


あぁ、なんて幸せなんだろう。。


「気に入ってくれた?

あなたの誕生日は目一杯お祝いしてあげたいの。」


それから何回ありがとうって言っただろう。

言っても言っても足りないくらいの。

そんなまた忘れることのできないお誕生日。


プレゼントはいらないって言ったのに。

でも、心の底から嬉しかった。

この年で、こんなにお誕生日を祝ってもらえるなんて。


くまさん、やっぱりありがとうって言い切れないよ。


そして、そのあと、

お散歩して、いろいろ寄り道したりおしゃべりしたりしながら。


そしてたくさん大切に愛してくれました(。>﹏<。)

あのキス、愛情が伝わりすぎてお腹が痛かった。

もう離れたくなかった。

すべてあなたのものになりたい。

素直にそう思ってしまった。


あなたに会えてよかった。


今朝起きたら、

「今日も変わらず愛してるよ」って。


あなたに支えられて生きています。

あなたの愛情深さには叶わない。


そんな、素敵な2度目のバースデーの記録です。