Precious moments

人生にやってくる予想外の出会いや出来事。婚外恋愛の軌跡。

モヤモヤモヤモヤ

くまさんのお仕事を手伝ったら…

結構濃厚に手伝ったら…


小さな「モヤ」が、いくつか積み重なっちゃって。 

ちょっとわたしのコップがいっぱいになっちゃって。

モヤモヤモヤモヤモヤモヤーーーってなってます。

全然気持ちが上がらない。

むしろ、笑って会えなそう…

どうしましょ。。。

 

こんなとき、以前なら全部ぐっと飲み込んで、なかったことにして、また笑顔を見せていた。

けれど。

それで失敗したんだもん。 

きっと言いたいことは言わなくちゃ。

頭では分かっていても…

人に嫌な思いをさせたり、争うくらいなら自分がガマンして笑顔でいるほうがいい。

ずっとそう思ってそうしてきたから、なかなかモヤッたことをどうやって伝えたらいいのか分からず…。 


んー、何があったのかっていうとー、

くまさんの職場のリニューアルを手伝った。

お仕事で使う資料の英語版の作成もした。

わたしは今は事実上シングルで子供を育てている。経済的な援助はもちろん受けてはいるけれど、日々の家事、子どものこと、仕事とそれなりにいっぱい。

その合間を縫って精いっぱい時間も作って、体力の持つ限り協力したのに。


くまさんも自分でしている仕事だから責任もあるし、時間にも追われて疲れも出てて、いいコンディションじゃなかったのも分かる。


わたしも、金曜日の仕事上がりはしんどくて身体もバテバテで、本当は帰って休みたいって電話で言ったんだった。土曜日は手伝えるから今日はバテバテだから帰って寝たいなって。

それに、くまさんはいつもの感じで、

「えー、寝ちゃうのーぉ?寂しいよぉ…おいでよー、もうそんなにかからないからちょっと手伝っておくれー。それからごはん行こうよ〜」って言うから、

仕方がないなーって無理して向かった。

思えばこの無理がやっぱりいけなかったのかも。

わたしのキャパも小さかった。


くまさんは思ってたより仕事が進まず、ちょっとだけイライラしてたんだと思う。

わたしへのあたりがちょいちょいキツかった。

彼は全然意識してないんだと思うけど、

わたしが良かれと思って手伝ったことも、そんなことはやらなくていいよ、とか、ものを片付けているときも、置き場所がなくてどうしようって言ったら、置き場所なんてどこでも作ればいいでしょう?って言い方が尖ってて。

なんだか、悲しくなってどっと疲れて、もう疲れたから帰って寝るって言ってテーブルに突っ伏した。

それを見ていたくまさんは、わたしに自分の上着を掛けてから粛々と残りの作業を終わらせた。

その日は、一応帰りは送ってくれてごはんも一緒に食べたけど、もう疲れすぎてて大して食べられなかった。


翌日の午後からまたお手伝いに行って、その日は普通につつがなく終わった気がするんだけど、わたしの中のモヤはくすぶってた。


週明けて、お願いされていた英語の資料の業者さんとのやり取りをやってほしいって言われた。

しかも、早くしてもらわないと困るって。


わたしは手伝うって言ったけど、丸投げされるとは思わなかったし、丸投げされるならされてもいいけど、明日か明後日までに仕上げてもらわないととか言われて、すごく困った。

彼はわたしが人より少し英語ができるから、資料なんて簡単に作れると思ってるんだろうと思う。

でも、実際は時間かかるし、エネルギーも要する。家のパソコンが壊れてるから作業もしにくい。いきなり明日までとか言われても無理。

そう伝えると、電車の中とか休み時間とかでいいからお願いって。。できなかったら明日の夜のこの時間でもいいからって。

わたしとしてはもうここで、ちょっと呆れてしまった。

ラッシュの電車の中でどうやって?休み時間っていっても会社でできるわけないし。最短でも明日の夜だよ。 

でもね、わたしは平日は朝の6時前から夜の10時まではほんっとうに座る暇もないほど忙しく動いてるんだよ。夜の10時に150センチもあるのに寝かしつけないと眠れない娘を寝かしつけて、その頃には毎日どっと疲れるのに。

そんなことも言えずに黙ってうなずいてしまった。

分かったよ、がんばってみるよ。


そして、一度受けた仕事は必ずトップスピードでこなすのが身についてるから、翌日の夕方には仕上げて取引先に送った。


もちろんくまさんは、すごいね!さすがだねって喜んでたけど。さすがにわたしの様子がおかしいのに気づいて、

「嫌な気持ちにさせてごめん。ワガママ言っちゃってごめんね。」

「週末、美味しいビストロでご馳走するからゆるしてー!」

ってきたけど。。 


わたし的にはもう落ちてしまってて、 

ごはんご馳走するからとかで片付けないでほしいなって思っちゃってる。


どうしよう…

ルーティンになってる時間に電話しても、気持ちが全く入らない。


とりあえずメールで、

仕事は時間に余裕をもってしないとすれ違いが多くなってしまうこと、コミュニケーションの取り方が大事だと思ったことを書いたけど…。


あんなにずっと楽しかったのに。。

お買い物

くまさんとお買い物に行った。

お買い物はくまさんのお仕事関係のお買い物。

わたしにも見てほしいって言うから喜んでついていった(*^^*)


くまさんは朝から一人でお買い物に奔走するも

いろんなタイミングが合わず、

思い描いた予定通りに物事が進まずやきもきしていた。

 

早くきてー!!

待ってるからー!


って、待ちに待っていてくれたくまさん。

お店で合流すると、

嬉しそうにわたしの手をとってグイッと引き寄せぎゅーって。。

人前とか相変わらずお構いなしでヒヤヒヤします。


エスカレーターはいつもくまさんのスイッチが入る場所(^^)

その日もエスカレーターに乗ったらまたギュッと引き寄せられてこめかみのあたりにチュって♡

でも嬉しくてそのままくまさんの胸の中に寄りかかってしまった(^_^;)。


くまさんがサービスカウンターにいる間、ちょっと時間がかかりそうだったから、トイレに行ってもいい?って離れた。

戻ってみたらくまさんがいない。

あれ?外に出てみても周りを探してみてもいない。

またサービスカウンターの前に戻って電話してみようかなと思った瞬間、後ろから抱きつかれて死ぬほどびっくり!

「えへへ〜(笑)、びっくりした〜?」って

もー、こういうときは本当にただのいたずらっ子。


この日はいたずらっ子スイッチ全開で、

お店の中の広い通路を歩くのに、

急にわたしを小脇に抱えるように半ば抱き上げてガツガツ歩きだし、わたしがジタバタ、あたふたするのを楽しんでみたり。

やっと降ろしてもらって、もーーっ!!ってジロリと見上げると、笑いながらまたおでこにチュってして「愛してるよ」とか。


そんないたずらっ子のときに見せる笑顔も、その後に見せてくれる優しい笑顔も嬉しくて。

 

ねぇ、あなたは若いころから自然にこんなことできてたの?

って聞いてみた。


だって、若いころのくまさんは、今からではなかなか信じがたいくらいにそれなりにかっこいいんだもん。背も高いしスラッとしてて、サーフィンで鍛えたしまった身体で(今はどこへやらだけどー笑)。

あの感じに、この素直さでこんな愛情表現されたらそりゃぁ女子は落ちただろうなって思っちゃって。


「どうだったかなー、覚えてないや(笑)」

ってとぼけるくまさん。

「でも基本的にこのままだよー」って。


武勇伝によると、よく逆ナンもされたらしいし、ゲレンデではキャーって言われたらしいし、おモテになったんでしょうねぇ。

その頃に会いたかった(笑)!!!


そう言うと、

「でもね、あの頃に会ってたらきっとazuは俺を選ばないよ(笑)、もっといい加減だったからなー。責任感とかなかったしね。

あー、でもどうかなー?意外とその頃でも相性は良かったかもなー」って。


くまさん、ポテンシャルはあるんだから、カッコよくなってほしいなぁ!これは心の声だけど(^^)。

ずっと待ってるんだけど、大きなお腹は存在感を消さないのよね(^_^;)。



そんなこんなな楽しいお買い物の午後でした♡

くまさんのチカラ

薬を飲み始めた娘だけど、

そんなに即効性があるわけでもなく。

またいざこざして、

ガマンできなくて家を飛び出したわたし。


一体何度飛び出してるんだろう…

良くないことだってわかるけど、

自分が壊れてしまいそうで離れないわけにはいかないときがある。


また飛び出してきちゃった…

くまさんに電話。

今度はどうしちゃったのー?

大丈夫〜?

イヤな顔せず話させてくれる。

一通り聞いてくれてから

「azuの気持ちは本当によく分かるよ、飛び出してくるのも分かる。だけどね、やっぱりできるだけ飛び出さないほうがいいよね。だって、家から母が出ていくって子どもにも親にもやっぱり多少の傷は残るものだから。」

そう言ってから、娘のいいところ、優しいところをいくつか列挙してくれて、

「そもそも本当は優しい子でしょう?あんなこと、なかなかできることじゃないよ?だから、酷い態度や言葉を言われても、所詮は子どもなんだよ、本心じゃない。本当は優しい子だってことazuだって知ってるはずでしょう」

「だから、いたずらに傷ついたりしないで、本心じゃないんだから、あまり長く放っておかずに今から帰ってさ、とりあえず抱きしめてご覧よ、大丈夫だよ、まだ子どもなんだから。」


子供を抱きしめるように、なんて耳にタコができるほど聞いてきたことだし、わたしだってやれるだけやってきた。

もちろん今だってよくハグして抱きしめてる。

他の人に言われたら、なんにも知らないくせにって黒いわたしが顔を出すところだけど、

なぜかくまさんに言われると毎度のことながら、そうだな、って、思える。


「帰れそう?」


うん、帰れそう。ありがとう。

やってみる。


「うん、やってごらん」


そしてすぐに帰って、その通りにして、

頑なな心を解くことができた。


あぁ、わたしはどうしてこの人と結婚しなかったんだろう。

娘の父である夫にはもちろん相談してきたけど、とにかく、わたしが娘の子育てで辛いという事実を聞きたくないのだと言われるばかりで、ついには娘に手を上げるようになり、距離を置くことに至っている。夫を批判するつもりはない。ただ抱えきれなかったんだろうと思う。


くまさんは、そりゃ立場が違う。

いっても人の子だし。

客観的になれるのはそのためかもしれない。

それにしたって、どれほど親身になって聞いてくれて何度も何度も向き合ってアドバイスをくれて助けられていることか。


しかも、実はくまさんは最近になって娘と会うチャンスも作ってくれている。

娘とくまさんは似たところもあり、

くまさんの抜群のコミュ力で娘の心も鷲掴み(笑)。

子どもみたいに一緒に楽しんでくれる。

「〇〇(娘)は確かに難しいんだろうと思うけどさ、俺ならチョロいよ(笑)」って。

何があってもびくともしないくまさん。

きっとあなたなら…


頼れる相手じゃないけど、頼れる存在。

これからどうなっていくのかなんて、

もうわたしは悩まない。

なるようになっていくのだろう。

婚外恋愛をしていて言うことじゃないかもしれないけれど、とにかく嘘をつかず誠実に無理をせず。


人一倍、イシアタマだったわたしが、こんなに価値観が揺らぐことになろうとは。。

何が正しいかなんて、他人には本当に計り知れないことですね。