Precious moments

人生にやってくる予想外の出会いや出来事。婚外恋愛の軌跡。

有事の際

こどもが、帰宅途中に思いっきり寝過ごして、

終点まで行って折り返しても起きず、

運転手さんに行き先が変わったことを教えてもらって、ようやっと帰宅するというできごとがあった。


まだまだ一人で行動できる年齢ではないし、

学校の規定で携帯は持っていない。

乗った時間は分かっていただけに、帰宅しないのがおかしかった。

本当はアフタースクールに着いている時間なのにそこにもいない。

外はまっくらで、どう考えたって帰ってきていい時間。そこから30分過ぎてもまだ帰ってこない。。。


アフタースクールの先生やらお友だちのお母さんやらも巻き込んで、どうしたらいいものか、心配すぎて動揺を隠せない。


そんなときくまさんから電話。

泣きそうになるのを我慢して状況を話す。


「◯◯(こども)はazuの携帯の番号覚えてるの?鍵は持ってるの?」


鍵は持っていないの。番号は覚えてる。


「じゃazuはそこにいないといけないね。」


「乗ったバスが分かっているならバス会社に電話してみよう、服装とか言える?運転手さんが覚えてるかもしれないから」


「これで◯時まで帰らなかったら大騒ぎしないといけないけど、とりあえずそれまではできる限り探してみよう。」


一つ一つとても冷静に話してくれる。


もちろん、夫にもメールも電話も入れてたけど、音沙汰なく。

くまさんの支えが身にしみて嬉しかった。


幸い、くまさんとの電話を切ってから、すぐにアフタースクールの先生からこどもが着いたとの連絡が。心底ホッとしたとき、またくまさんからのライン。


「必要ならそっちに行くからね。遠慮しないで。」


仕事中なのに…きっと彼は本気でそう言ってくれてる。


すぐにたったいま見つかったことを連絡。

無事でなによりって一緒に喜んでくれた。



こういう、有事の際に人柄ってあらわれる。

どんな出来事があっても、わたしのくまさんへの信頼は強くなっていくばかり。

いつもは、明るくふざけてたりして、楽しいばかりだけど、こういういざという時にしっかり力になって守ってくれる。


そういえばいつか言ってくれてたな。

「もしazuが一人になって、状況が許すなら◯◯を自分の子として育て上げる自信はある」って。


きっと彼の言葉に嘘はないんだ。