くまさんのチカラ
薬を飲み始めた娘だけど、
そんなに即効性があるわけでもなく。
またいざこざして、
ガマンできなくて家を飛び出したわたし。
一体何度飛び出してるんだろう…
良くないことだってわかるけど、
自分が壊れてしまいそうで離れないわけにはいかないときがある。
また飛び出してきちゃった…
くまさんに電話。
今度はどうしちゃったのー?
大丈夫〜?
イヤな顔せず話させてくれる。
一通り聞いてくれてから
「azuの気持ちは本当によく分かるよ、飛び出してくるのも分かる。だけどね、やっぱりできるだけ飛び出さないほうがいいよね。だって、家から母が出ていくって子どもにも親にもやっぱり多少の傷は残るものだから。」
そう言ってから、娘のいいところ、優しいところをいくつか列挙してくれて、
「そもそも本当は優しい子でしょう?あんなこと、なかなかできることじゃないよ?だから、酷い態度や言葉を言われても、所詮は子どもなんだよ、本心じゃない。本当は優しい子だってことazuだって知ってるはずでしょう」
「だから、いたずらに傷ついたりしないで、本心じゃないんだから、あまり長く放っておかずに今から帰ってさ、とりあえず抱きしめてご覧よ、大丈夫だよ、まだ子どもなんだから。」
子供を抱きしめるように、なんて耳にタコができるほど聞いてきたことだし、わたしだってやれるだけやってきた。
もちろん今だってよくハグして抱きしめてる。
他の人に言われたら、なんにも知らないくせにって黒いわたしが顔を出すところだけど、
なぜかくまさんに言われると毎度のことながら、そうだな、って、思える。
「帰れそう?」
うん、帰れそう。ありがとう。
やってみる。
「うん、やってごらん」
そしてすぐに帰って、その通りにして、
頑なな心を解くことができた。
あぁ、わたしはどうしてこの人と結婚しなかったんだろう。
娘の父である夫にはもちろん相談してきたけど、とにかく、わたしが娘の子育てで辛いという事実を聞きたくないのだと言われるばかりで、ついには娘に手を上げるようになり、距離を置くことに至っている。夫を批判するつもりはない。ただ抱えきれなかったんだろうと思う。
くまさんは、そりゃ立場が違う。
いっても人の子だし。
客観的になれるのはそのためかもしれない。
それにしたって、どれほど親身になって聞いてくれて何度も何度も向き合ってアドバイスをくれて助けられていることか。
しかも、実はくまさんは最近になって娘と会うチャンスも作ってくれている。
娘とくまさんは似たところもあり、
くまさんの抜群のコミュ力で娘の心も鷲掴み(笑)。
子どもみたいに一緒に楽しんでくれる。
「〇〇(娘)は確かに難しいんだろうと思うけどさ、俺ならチョロいよ(笑)」って。
何があってもびくともしないくまさん。
きっとあなたなら…
頼れる相手じゃないけど、頼れる存在。
これからどうなっていくのかなんて、
もうわたしは悩まない。
なるようになっていくのだろう。
婚外恋愛をしていて言うことじゃないかもしれないけれど、とにかく嘘をつかず誠実に無理をせず。
人一倍、イシアタマだったわたしが、こんなに価値観が揺らぐことになろうとは。。
何が正しいかなんて、他人には本当に計り知れないことですね。
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