Precious moments

人生にやってくる予想外の出会いや出来事。婚外恋愛の軌跡。

価値観

わたしの娘は、

ちょっと大変。

いいところもたくさんあるけど、

育てやすい子ではない。

グレーゾーン。

分かってはいても、こっちも人間。

やりきれないこともある。

今日もそんな日で。

悲しくなって、路上で涙が溢れてしまった。

周りにいてくれる人を大切にすること、

目上の人に敬意を持つこと、感謝すること、

一生懸命伝えてるのに。

でも、やはり母娘だから、

どんなにうまく行かない日があっても

心の奥底では繋がってるし、分かってる。

なぜかって、それはやっぱり愛してるからだろう。

そんな気持ちを理解せず、

実母に責められて、また辛くなってしまった日曜日だった。


人に理解されたいわけではない。

自分が正しいと思うこと、

子どもに伝えておかねばならないと思うことは諦めずに伝える努力をしているだけ。

でも、ときどき心折れることもある。


日曜日。

くまさんは家族のために動く日。

今日も家族のリクエストにこたえて運転手役。

でも合間を縫っては、状況を写真付きで教えてくれたり、メールをくれたりする。

そのお返事に、わたしは今日は大変だったことや、ちょっと心折れたけどがんばらなきゃ〜というメールを返していた。


朝早くから夜遅くまで運転したり世話を焼いて、ぐったりなくまさん。

やっと開放された〜って夜電話してきてくれた。


もちろんそれはわたしが辛い気持ちになってたのを心配して。


ありがとう。本当に。


「本当はね、azuのところにちょっとでも行けないかなーって思ってたんだけどね、あなたが元気がなさそうだったから」って。


うん、もうその言葉だけで十分だよ。

ありがとう。


誰かに気遣ってもらえてること、気にかけてもらえてること、それだけでどれだけ心強いだろう。


そして、くまさんは疲れてるはずなのに嫌な顔一つせずわたしの話を聞いてくれる。

そして、120%共感してくれる(涙)。

「azuの言いたいことは手に取るようにわかるよ、そうだよね…、そこはそうじゃないもんね…」

「azuは○○だろうと思ってそうしたのに、△△って返ってきたらびっくりしちゃうよね、そりゃそうだよ。でもそれは価値観の違いだから仕方がないよね。」そして、またどうしていけばいいか話してくれる。

その一連の考え方や感じ方が驚くほど一緒で、

「本当にそうなの!その通りなの…

どうしてそんなに分かってくれちゃうの?」

って聞くと、

「だって、azuとは価値観が一緒だからでしょう」って。


気持ちを分かってもらえること。

それだけでどれほど心が救われることか。


「大丈夫〜?少しは元気になったー?」


うん!!元気になった!!

ありがとう!って明るい声が出る。


「うん、良かった!じゃぁまたあとでねー」


くまさんのおかげで今日も穏やかな気持ちで眠れる。くまさんはわたしのカウンセラーだ。


ありがとう。

もうあなたなしでは生きていけなくなってしまいそうなんですけど…

いや、生きていけるけど、

あなたのいない世界なんてどれほど虚しいものでしょう。


いつも本当にありがとう。