昔のこと
前回の記事に、「自分の人生の中で一番の人」のことをちょっと書いたから、
書いておこうかな。
わたしは、初めて男性とお付き合いしたのは二十歳のとき。
そう、遅いのです。
なぜか。
それは極度の男性嫌いだったから(^_^;)。
世の中に男性なんていなければいいと本気で思ってました(若気の至りです、すみません。)。
不潔、変態、変質者。
今となっては大変な偏見ですけど(汗)。
小学生の頃から背が高く、やや大人びていたので狙われやすかったのか、本当によく変質者に遭遇しまして、中学生の多感な頃にはすっかり男性アレルギー発症してました。
なので、迷わず女子高へ進学し、天国のように楽しい3年間を過ごして、更に男性嫌いに輪がかかり。。
恋愛とか付き合うとかまーったく興味もなく、むしろ避けて通ったわたしの10代でした。
そんなとき現れたのが、わたしのその凝り固まった価値観を見事に崩してくれた人でした。
わたし20歳、彼30歳の頃でした。
ほんっとうに凝り固まった可愛げのないわたしを、よくぞ愛してくれたと思います。
だって、付き合うときの条件が、
触れない。キスなんて絶対にしない。
仲良しなんてもってのほか、死んでも無理。
そんな宣言までしてたの、覚えてます。
でも奇特なその人は、本当に本当に愛情深い人で、そんな凝り固まったわたしの心をゆっくり溶かし、生きる喜びを与えてくれた人。
前向きで、めげなくて、明るくて、おしゃべりで、温かい人だった。2年間お付き合いしたけど一度もケンカなんかせず、約束通り最後まで仲良しはしなかった。2年かかってせいぜい手をつないだくらい。初めて手をつないだときの彼の嬉しそうな笑顔は今でも鮮明に思い出せる。本当に本当に大好きだった。
彼はわたしとの結婚を強く望み、わたしはまだ人生でやりたいことがあって。いろいろあって結局お別れしたけれど、大好きだったから泣いて泣いて大変だった。ずっとずっと忘れられなかった。
それからというもの、わたしはいつも誰かしらとお付き合いしていたけれど、そしてタイミングと勢いで結婚もしたけれど、
わたしの中ではやっぱり初めて付き合った彼が一番で。その人を超える人は一生出てこないって思っていた。
屈託のない方言の混ざった話し方、素直で明るくて前向きで、とっても愛情深い、陽だまりのような人だった。出会ったときからストレートに愛情を伝えてくる人だった。
そう。くまさんは彼に似ている。
これまで、生きてきて、いろんな人を見てきて、自分に合う人はやっぱりこういう人なんだなって思う。
スマートでかっこよくて、品があってジェントルで。そんな人がいいなって勝手に思い描いていたけど、現実は違う。
わたしには素直な心を持つ愛情深い人、これが何より必要な要素なんだ。
くまさんに出会って、あの人に似てる…って思った。だからきっと相性はいいはず。
あなたの壁を崩してみせる、とか
崩す壁は高ければ高いほどいいから、とか。
わたしが付き合う気はないってときにもお構いなしに全力で崩しにかかってくるところ(笑)
でも、くまさんはいろんな意味で更に上をいくから驚くし戸惑うけど、彼の言ってることに嘘はないから、動いてしまう。
思い出の彼とくまさんは似ているけど違う。
くまさんのほうが圧倒的に強引(^_^;)
くまさんのほうが圧倒的に自由人。
そして、大人になってるから経済力もある。
全体的にエネルギーレベルが高い。
わたしは、思い出の彼を超える人は出てこないと思っていた。思い出の彼は一生わたしの心の一部分を専有し続けるでしょう。
くまさんは?
くまさんとは、嘘みたいな婚外恋愛。
なんだけど、うそみたいに純粋で、背徳感や罪悪感などお互いに皆無に等しい。
それは、お互いにもう遥か昔に夫婦関係が破綻してるからで、残念なことだけど夫婦の間に愛情などないのはお互いに分かっていることだから。お互いというのはそれぞれの配偶者も認めるところだから。
わたしの夫、くまさんの奥さま、どちらもわたしたちの恋愛関係を知ったところで異性としてのショックは受けることはない。
我が家は事実、オープンマリッジにしたわけで。今はそれどころじゃないんだけど(^_^;)。
話が逸れたけど、
「僕に出会ったことが人生で一番幸せと言わせます」
わたしを落としにかかっていた頃(笑)、くまさんがそう言ってくれて、
なんて自信過剰な人なんだと、そんなことあるわけないと思ったけど。
うん、間違いなく、2番手まではあっという間に登りつめた(笑)。
いま、一番手の座を争っている。
さっきまでも、近い将来一緒にやろうとしているお仕事の話をずっとしていたけど、
そうやって、もしもこの先ずっとパートナーシップを継続してゆけるなら…
あなたに会えたことが一番幸せって
言える日が来ちゃったりするのかな。
言霊ってこういうこと?
言葉にするとそれには力が宿って物事が動いてゆく。くまさんはそんな力を持っている気がする。
なんとなく書いてしまった昔の話。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。