くまさんらしい
くまさんに会いに行った帰り、
その日は雨だったからわたしは電車で帰るねってことになって、電車に乗った。
夜もなかなか遅い時間、乗り換えの電車を待っていたら、ある外国人男性が日本人女性を口説いている場面に遭遇した(笑)。
しかもそのお二人、決して若くはなく、男性は白髪よりのグレイヘア、女性はわたしと同じか年上な感じ。
どうやら食事をしてきた帰りらしく、終電があると思ってきたけどちゃんと調べたら終電なさそうだ、と男性がベタな口説き方をしていた。
となりで、行く末を見届けようと耳をそばだてていたら、くまさんからのメール。
くまさんは家についたらしく、意に反してわたしを電車で帰すことになったから、心配してメールをくれたのだった。
わたしは近くで起きているこのカップルの中継をはじめた(笑)。
はじめは女性はだいぶ抵抗してはいたけど、まんざらでもない様子に男性の方はグイグイ押していた。
「えー、ナンパでしょ?なんでazuがいるのに声かけないんだ?」
違う、そこ着眼点ちがーう(笑)
「ま、azuに声かけようもんなら俺が許さないけどね。」
きゅん。
いや、ちがうちがう!きゅんしてる場合とちがう(^^)。
そうこうしているうちに、その外国人男性がだんだんと女性に接近!抱き寄せたり顔を近づけたりし始める。
女性の方は迷いもありつつだけど、嬉しい気持ちのほうが勝ってる感じ♡
逐一中継しつつ、二人で応援(笑)
「がんばれ!いくつになっても楽しいことはいいことだよ〜!」
なんだか、だんだんと近づく二人の距離にこっちもドキドキハラハラ♡
そして、結局女性は落ち(笑)、二人で電車を降りていった。
「よかったねー!」
「お幸せにー♡」
「でもさー、帰したくないならもっと一緒にいたいって素直にいえばいいのにねー?」
ってくまさん。
そうね、あなたならそういうでしょうねー。
「遠回しは苦手なのー」って。
くまさんらしいなぁ。
ホント、素直な人には叶わないよ♡
ちょうどその時、わたしが降りる駅に到着したからその旨伝えると、
「良かった〜、一人で帰ってても寂しくなかったでしょう?」って。
そっか!
わたしは何も考えずに、楽しくメールしてたけど、くまさんは家にいたはず。
わたしが電車降りるまで時間作ってくれてたんだ。うん、おかげで全然一人で帰ってる感じはしなかったよ。
そんな優しさもくまさんらしい。
あんな素直さもあなたらしい。
そんなところがやっぱり大好き!
ってちょっと勇気を出して伝えたら
「うん、知ってるよー(笑)、帰り道気をつけるんだよ」って。
やっぱりくまさんがうわてだ(*^^*)
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